今までありそうでなかったお店に入ってみた、「焼き肉や」ではなく「焼き魚や」。 各グループに炭の入った火鉢がセットされ、自分達で魚介類を焼いて食べるスタイルの居酒屋だ。開店してから1ヶ月くらいだというニューカマー。 1階はドアの無いオープンスタイルで、店内にはDIY調の作りの粗い、木製カウンターがある。 周りには新鮮な魚介類や木箱などが無造作にディスプレイされていて一見、築地市場にあるプレハブっぽい魚河岸ルッキング。 カウンター内にはオッサンシェフ4人が各自の持ち場でひしめき合っていて(仕草や手際が、ぎこちない感じ)、接客は私語の多い元コギャル風な茶髪娘らが担当。1度呼んだだけでは気づいてくれず、結局、客からのオーダーはオッサン達を経由していく。 メニューには、サザエの壺焼き、ハマグリ、干物などがあり、家庭では大きすぎて簡単には調理できないマグロのカマや、全身丸ごとタコ1杯等もある。 部屋に籠もる煙や、染み付く臭いなどを気にせずに、目の前で焼き加減を見ながら飲むビールはうまい、顔が火鉢で熱されテンションも上がる。 マグロのカマは長さ30cmくらいもあり、大部分が大きな骨で肉にスジも多いが、焼けばスジは気にならず、ジューシーな肉も多く骨に付いている。 値段も安く、たったの500円で楽しめる。以前にカマをネットで購入したことがあるが、大きさはこれよりもやや大きかったものの、2,000円以上した覚えがある。 ザルに載ってきたタコのボディは、全長40cmくらいもあり、軽く3人前以上のボリュームがある。焼けてきた部分からハサミで切りながら食べ進んでいく。焼きすぎると硬くなってゴムのようになるし、半生すぎると噛み切れない。ピースが大きい切り身を安易にのみ込もうとすると<蒟蒻ゼリー>のように窒息しそうになるので、ご年配の輩は気をつけたい。 運ばれてきた時にはタコのあまりの大きさにカズダンス。しかし、卓上の調味料での味付けのバリエーションもすぐに尽き、淡白で単調な味に簡単に飽きてアゴも疲れた。終盤は醤油を塗りながら焼き、<焼きトウモロコシ>を思い浮かべて無理に口に押し込んで攻略した。からしマヨが欲しい。 値段はたったの800円、もしかしたらスーパーで買うよりも安いのではないだろうか? シメに、「びっくり鉄火巻き」をオーダーしたら、手首ほどの太さがあり、シメと言うよりはトドメになった。 関連HP #
by nozyam
| 2007-11-01 11:38
| ご馳走
<スーパーカー消しゴム>の共通ハイパフォーマンスエンジンとして70年代には、校内のいたる所で乾いたスプリング音と共に小さなゴムマシンに命を吹き込んでいた。 ボクシーのボールペンはお尻のバネだけではなく、ペン先も高性能だという事はあまり知られてはいない。 100円で買えるボールペンはいくらでもあるが、その中でもこのボールペンは書きやすく、とても使いやすい。 「タワーレコーズ」とコラボレーションした黄色いダブルネームモデルもあり、時計の「ロレックス」で例えるなら「ティファニー」とコラボしたレアモデルといえよう。 ペンの使いやすさを評価するには、自身の場合は以下の要素が必須になる。 ①長い間使用していなくても、書き始めるとすぐにインクが出る (ペン先が固まりにくいモノ) ②カスレがなく、軽いタッチでも書ける (インクが柔らかく、ボールの滑りがいいモノ) ③書きやすく長時間使っていても手が疲れない。 (グリップは細身が好みで、握り部分にゴムなどの余計なモノは必要ない) ④鞄や手帳に収まりがいい、などが含まれる。 (ボディが細くてキャップがなくペン先 がしまえるモノ) たかが100円ペンに掲げた容赦のない高ハードルだが、このペンは全てをクリアーしている。 無意識のうちにペン先を片手でをカチカチと出し入れしてしまう、他人がするとイラつくクセには気をつけたい。 #
by nozyam
| 2007-10-26 11:43
| アイテム
<メガマック>の人気に続けと、「すき家」から<メガ牛丼>が発売された。 並盛り3杯分の牛肉を、大盛りと同量のごはんに盛りつけたそうだ。カロリーは、<メガマック>の754kcalを上回る、1286kcalとのこと、ジョギング2時間分相当のカロリー量だとか。 マクドナルドからのネーミングを非公式に継承し、商品名になんのヒネリも加えられていないが、ヒュージ・アパタイトを有する1人としては素直に歓迎したい。 「すき家」は、メニューに<チーズキムチ牛丼>や、<高菜明太マヨ牛丼>などというモノがあり、アイデアは買うが各トッピングには統一感がなく、ありあわせオンパレード感でいっぱいだ。 店のレイアウトも他チェーンとは異なり、カウンター以外に4人用テーブル席などもあり、部分的にファミレス風になっている。 牛丼界では邪道路線を突っ走っていて、店も地味目なロケーションが多く、少しアウトローな感じがする。 早速、<メガ牛丼>をテイクアウトしてみた。 見たことのない直径が20センチ位もある、黒のシックな専用容器に、帰路では期待感と一緒に下腹も弾んだ。手にはキャベツを買った時のようなズッシリとした重みが心地よい。 蓋を取ると御飯が見えない程どっさりと肉が厚く盛られていて、贅を尽くした感じはするが、その反面カラーリングが一面、薄茶色一色なので、見ようによってはあまり裕福ではない家庭のお弁当のようにも見える(まさに、幼少期の頃の マイ弁当)。 牛丼に牛皿を加えた感じで、最初は肉だけを食べることになる。肉は小ぶりでカス肉っぽい小間切れアピアランス、少しゴムのような噛み応えがある。 利益の肝となるご飯は全牛丼店同様、美味いと言える米ではないが牛丼自体は普通においしい。さすがに完食後は当分の間、牛丼は欲しくないと思った。 自分の丼ブリに少しでも多く、牛肉を取り込みたいのなら<ツユダク>にしてもらおう。 それに低品質の割れた米粒もオジヤ風に膨らませれば多少の誤魔化しが効く。 <ツユダク>の場合はツユの重みで店員のさじ加減が狂いやすく、微量ながら規定量を超えた肉ピースが丼ブリに入る可能性が高い。さらに鍋の上で具を篩い(ふるい)にあまりかけないので細かい肉片も鍋に振り落とされずに丼ブリにそのままランディングしてくれる、混んでいるときは店員がせかされているため、肉増量の確率がさらに上がる。 経験上、<ツユダク>時の具の量に慣れていると、<ツユダク>を言い忘れてしまったときの丼ブリは明らかにさびしく感じた。 Sukiya HP #
by nozyam
| 2007-10-19 09:57
| ご馳走
この前、代々木八幡にある<ウナギの寝床>のような店内のおいしいレストランで飲んだコスパフォ高いラミシオンのピノ・ノワール。 パンポテンシア㈱ではなく、㈱稲葉が輸入をしている。 チリのブティックワイナリーで2005年は14,000本しか造られなかったらしいが、 THANKS GO~D ネットでは1,500円以下で買える。ミディアムボディのおいしいピノがこの値段で買えるのはさすが南米メイドのなせる業、繊細で扱いにくいといわれる品種で、この味を出せるチリワインのレベルの高さが窺える。 このワインの良いところは、値段はさることながら心地よい香りとその持続性だろう、 時間が経つにつれイチゴジャムのような甘いアロマになり、ゆっくりと味わいながら楽しめる。 色は普通のピノ同様、薄くてきれいなピンクの透明感があり、タンニンや苦味、スパイシー感も十分ある。 この位の価格帯のピノはボジョレー(全部ではないが)のようなライトな肌理で、酸味だけの深みの薄いモノが多いという印象がある。 ブルゴーニュっぽさに左右されていないこのピノを、もし街のショップで見かけたらきっと購入するだろう。こってりフルテクスチャー系に少し飽きてきた輩には丁度いいのでは。 味覚は十人十色、味の好みは自分の舌で判断をしてほしい、と自分の発言に一応保険をかけておく。 全く関係はないがモアイで有名なイースター島はチリ領。 William Fevre HP #
by nozyam
| 2007-10-15 10:18
| ワイン
去年の3月にJR金町駅前にこぢんまりとした店がオープンした。 <葛飾区の「とらや」>と聞くと柴又にある寅さん絡みのお団子屋、はたまた羊羹で有名な和菓子の老舗を連想するかもしれないが、こちらはれっきとしたベーカリー。 以前にお土産として色々な種類のパンを頂いたが全ておいしかった、生地が全体的にヨーロピアンな感じがした。 ご主人の森岡氏は大学卒業後に、「ジョエルロブション」、「オーバカナル」、「アンデルセン」などの名店を渡り歩いた筋金入りのパン職人。 やさしい人柄の奥様が店内をきりもみしており、丁寧でクレバーな接客ぶりには感心させられる。 パン屋としては少し遅めの11:00オープンにもかかわらず、ご近所に根強いファンが大勢いるらしく夕方までにはほとんどが売切れてしまうほどの盛況ぶり。 大量生産されるパンとは違い、温かみがあってホームメード感もあり、素材の味をふんだんに生かしているパンだと思う。 <クリームパン>を二つに割ってみると、薄めのパン生地にこぼれんばかりのおいしいカスタードが大量に詰まっていた。 人気商品の枝豆をすり潰した<ずんだ餡パン>は、生地にチョコが練り込まれていて、黒いパンと緑色のアンとの宇治金時のようなコントラストがユニークだ。 残念なことに、金町方面に行く機会があまりないため、頻繁にはお店に立ち寄れない。 全く関係はないが、金町駅前の「イトーヨーカドー」の屋上は自動車運転教習場になっている。 #
by nozyam
| 2007-10-09 10:36
| ご馳走
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